体操実況アナ名言集

2004年11月3日
体操実況も金メダル!NHK刈屋アナ絶叫
 「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への懸け橋だ!」。アテネ五輪体操男子団体決勝を実況したNHK刈屋富士雄アナウンサー(44)が叫んだ。金メダルを目前にした日本チームの冨田洋之が最後の鉄棒に臨んだ場面。28年ぶりの金メダル決定後には「日はまた昇りました」とたたえた。17日早朝、体操日本の28年ぶり快挙は、テレビの前の視聴者を興奮の渦に包んだ。

 冨田がフィニッシュに入ろうと勢いよく鉄棒を回っている時、刈屋アナは冨田の着地を待ちきれないように声を上げた。「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への懸け橋だ!」。

 午前5時39分。着地が見事に決まると、刈屋アナの語り口は興奮したものになった。「勝った、勝った、勝った! 勝ちました。勝ちましたニッポン」。電光掲示板に日本の得点が表示され、金メダルが確定すると「体操ニッポン、日はまた昇りました」と絶叫した。

 表彰式では「オリンピック発祥の地アテネ、その真ん中に日の丸が上がりました」と感無量のコメント。解説の小西裕之氏(ソウル五輪体操男子団体銅メダリスト)が号泣しているのを見て「小西さん、どうぞ泣いてください。小西さんの目から大粒の涙が出てきました」と話した。

 刈屋アナは、83年にNHK入局。現在は主に大相撲の実況を担当し、局内では早大ボート部出身のイケメンアナウンサーとして知られる。これまでアトランタ、シドニー五輪で実況を担当し、今回は夏冬通算6度目の「五輪出場」。今大会では、体操のほかに、ボートなどの実況も予定している。

 アテネ出発前には「極限状態に見せる人間のドラマをしっかりとらえてお伝えしようと思います」と話していた。ちなみに「栄光の架橋」はゆずが歌うNHKの五輪テーマ曲のタイトルでもある。

 午前0時すぎから明け方まで放送されたNHKの五輪中継の平均視聴率は、この時間帯としては異例の9・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。占拠率は41・5%に達した。体操男子の28年ぶりの快挙は、視聴者を明け方までテレビの前にくぎ付けにした。同局の視聴者センターには「刈屋さんの実況は非常に良かった」「名ぜりふだった」などといった声が寄せられたという。


アテネ五輪は、過去最高に見たと思う。
ほとんど毎日深夜遅くまで見て、朝ニュースで選手生出演見て、夕方から予選とか観出して・・・というサイクル。
そんなか、最も感動し印象深いのは『体操』競技だ。
予選1位通過の時は、「もしかして?」とすっごく期待したけど、決勝戦で見た床で7位! 正直、ヤバイ・・・・4年前と同じかな?と思ったが、次のあん馬3位! え!?ウソ????って混乱。
体操は8カ国が4カ国ずつ2グループに分けて演技を行う。日本は予選1位通過だから上位4カ国と一緒のグループ(日本、アメリカ、ルーマニア、中国)。テレビ放送も主にこの4カ国だから、下位4カ国の演技はほとんど見れない。だからあん馬で3位になったと聞いても演技を見たアメリカやルーマニアは、同様に素晴らしかったから驚いた。
その後、吊り輪→跳馬→平行棒→鉄棒と進んだ。
最終目・鉄棒は、ものすごく緊張して体が震えた!!!!
中国→ルーマニア→アメリカ→日本の演技順だが、前3か国が失敗の連続×3。『日本も4連続で失敗しちゃうんじゃないのかい?』って本当に心配で怖くてヤバかった。朝から冷房付けていたけど、極度の緊張で冷房消した・・・。それほど震えていた。

第一演技者・米田功選手
会場の雰囲気が異常な程のざわめきで演技スタート。
はなれ技はコバチ。大成功! 
はなれ技は必ず1回必要なんだけど、落下の危険性があるためアメリカやルーマニアは難易度の低い技を行っていた。しかし日本はそういう心配を打破してコバチ!!!!もう興奮したよん☆
9.787点
第二演技者・鹿島丈博選手
鹿島選手は手足が長くて顔が小さいモデル体型なんで、何やっても綺麗!コバチをやったんだけど、米田選手同様完璧!余裕さえ感じた。着地した後の「ふぅー」って息はいた時の顔、必見!途轍もないプレッシャーや緊張を抱えていたのだと実感した。まあーよく出来るもんだわ☆彡 9.825点
最終演技者・冨田洋之選手
これは敢えて書かなくてもみんな知っているよね?
『伸身の新月面が描く放物線は 栄光への架橋だーーーー!』
うん、これこれ!
離れ技はコールマン!あたしは、この技を見た時ビックリした。技が素晴らしかったことはもちろんだが、あのような緊迫した場でコールマンにチャレンジできるのだろうか?すごい精神力。
着地は全く動かずピタッと決まって、ガッツポーズ。
しちゃうよねー。 9.850点(最高得点)
一番緊張して、一番興奮して、一番感動した体操競技だった! 金メダルおめでとう!

そして↑にある記事を載せたが、NHKアナウンサー刈屋さん。
この人は本当に体操競技を調べているし、選手の性格、実績などを知っている。相当熱心に勉強してくれていたのだなーと感心するばかり。

個人的に気に入った名言たち↓
・涼しい眼をしたエース 冨田
・妥当な採点です。これ以上も以下もありません
・部屋でくつろいでいるかのような表情
・白鳥が舞い降りるがごとく
・美しいことがどんな大きな技よりも強いということ
・小西さんどうぞ泣いてください。・・・小西さんの目から大粒の涙がこぼれてきました。
・あん馬をするために生まれてきた
・冨田が冨田であることを証明すれば日本は、勝ちます!!
・体操ファンはずっと、塚原直也に金メダルを掛けてあげたかった
・20年かけて先をみて作ったジュニアの強化が実を結ぶ瞬間です

素晴らしい!!!日本語って素晴らしい!!こんなにもキレイな日本語ってあるんですな。
1番好きな名言は、そりゃ伸身の新月面が描く放物線は、栄光への架け橋だだけど、同じくらい好きな名言がかつて体操王国ニッポンと言われて大会5連覇がありました。王座を失ってこの2大会メダルを逃して、体操王国ニッポンの陽は完全に没したとも言われました。しかしその苦しい中で、ジュニアからの強化を地道に積み上げて来ましたニッポン。その成果がアナハイムで夜明けを迎え、オリンピックの聖地、オリンピック発祥の地アテネで、陽はまた上りそうです
アテネで運良く金メダルを取ったわけではなく、金メダルに向けて「地道な道のり」があったのだと伝える言葉。日の丸を「陽」に例え、低迷を「夜中」と例え、復活の兆しを「夜明け」と例え、金メダルを「陽が昇る」と例える。
だから余計に、ゆず「栄光の架橋」の詩と重なって、泣けるんだ。
「栄光の架橋」 歌詞↓
いくつもの 日々を越えて たどり着いた 今がある だからもう 迷わずに 進めばいい 栄光の架橋へと・・
悲しみや苦しみの先に それぞれの光がある さあ行こう 振り返らず 進めばいい 希望に満ちた空へ・・

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