女子フィギュア フリー
2004年11月6日 スポーツ
<フィギュア>荒川が初優勝 NHK杯
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦、NHK杯国際競技大会の第3日は6日、名古屋市のレインボーアイスアリーナで3種目を行った。女子シングルはショートプログラム(SP)首位の荒川静香(プリンスホテル)がフリーでは2位にとどまったが、総合で首位を守りGPシリーズ初優勝した。日本勢の制覇は3年連続。SP3位の安藤美姫(中京大中京高)はフリーでトップとなり、順位を一つ上げ2位に入った。恩田美栄(東海学園大)もフリーで自己最高得点をマークし、順位を4位に押し上げた。
男子シングルのSPは20歳の新鋭、ジョニー・ウエア(米国)が74.05点でトップに立ち、3位までを米国勢が占めた。本田武史(IMG)は5位につけ、中庭健介(福岡大)も6位と健闘。アイスダンスはアルベナ・デンコワ、マキシム・スタビスキー組(ブルガリア)が大会2連覇。日本勢は渡辺心、木戸章之組(新横浜プリンスク)の8位が最高。
▽恩田美栄 SPで失敗して落ち込んだが、自分を信じ、支えてくれた先生(コーチ)やファンへのお礼の気持ちで滑った。やるべきことはまだたくさんある。米国に戻って今後の試合について考えたい。
◇重圧の追われる立場
銀盤の女王の面目は保った。前日のショートプログラム(SP)の貯金を生かし、今季初戦を優勝で飾った荒川。だが、前日とは別人のように動きは硬かった。
「(演技前練習の)6分間で体の動きが良くないと感じてしまった」と、不安な気持ちを抱えての演技だった。チャイコフスキー作曲の「ロミオとジュリエット」の旋律に乗って滑り出したが、最初の3―3―2回転の連続ジャンプを3―2回転に変更。「全体的に元気がなく、逃げに入った」と振り返ったように、安全策を選択した守りの気持ちが持ち味の伸びやかさを消した。3回転フリップで転び、3回転ルッツは回転不足で着地も失敗。3回転―2回転の連続ジャンプを急きょ入れるなど、得点を稼いで何とか滑り終えたが、フリーの成績は2位に甘んじた。
昨季の世界選手権を制し、社会人1年目の今季は追う立場から追われる立場に変わった。今大会前は「メダルや優勝は考えていない。自分の力を発揮することが大事」と自然体を強調していたが、自身初のGPシリーズ優勝を目前に重圧にのみ込まれた格好だ。
それでも、シーズン開幕戦から最高の結果を出すところに、新女王の底力を感じさせる。「次は勢いを感じさせるスケートをします」。逸材ひしめく日本女子フィギュアスケート界を引っ張るエースは、さらにスケールアップして次戦(GPシリーズ第5戦)のリンクに立つつもりだ。【来住哲司】
○…安藤がフリーでは1位の成績で総合2位に入り、GPシリーズ第1戦・スケートアメリカ(3位)に続いて表彰台に上がった。右肩の故障のため売り物の4回転ジャンプを封印したが、躍動感あふれる演技を見せ、自己ベストとなる119.46の高得点。けがなどで調子が上がらないまま今大会を迎えていただけに、演技後は「自分が思うように滑れた」と涙を流した。プログラム構成点の5項目とも7点台をマークし、ジャンプだけではなく、表現力なども評価された結果に「自信がついた」。佐藤信夫コーチも「昨年はジャンプだけだったが、今年は滑りも少しは見せられるようになった」と愛弟子の成長を指摘した。
○…右足首のけがで昨季を棒に振った本田が、2年ぶりに国内の大会に出場。最初の4回転ジャンプで転倒し、トリプルアクセル(3回転半)も失敗するなど5位にとどまった。今年6月に練習を再開したものの「まだ痛みは残る」というが、「アクセルの失敗が悔しいが、全体的には動けた。医者から復帰は無理と言われていたので、今は滑れるだけでうれしい」と満足そう。「来年の四大陸選手権と世界選手権で表彰台に上るのが目標。今日はその一歩」と収穫を口にした。
素晴らしかった、これに尽きる
まず1位荒川選手おめでと!ヒューヒュー!
『女王ココにあり』と言わせる雰囲気だった。女王としてのプレッシャーもあると思う、その中で安心して見ていられた。
1回ジャンプ失敗したのは残念だったけど、他の表現力も抜きん出ている。世界選手権でもやった背中を後ろに沿って走る姿・・・(あれ名前あるのかな?)が見れて嬉しかったゾン!でもあのコーチと良い関係を築けているのね。どうか一刻も早くトリノ五輪が訪れますように★☆彡もっともっと期待しちゃうからネ!
2位安藤選手
チョー気持ちいい!感動したよ。マジでマジで今後が楽しみな女の子。あたしに比べてはるか年下なんで可愛くてたまらんわい(笑)美しい姫だよ、うん。フリーでは4回転見たい気持ちはあったけど、全体的に素晴らしいので大満足だった。
お客様のスタンディング〜もそうだけど、美姫ちゃんが得点見て涙目になったのも良かったな。佐藤さんが言ったように「昨日のショートから一日で成長した」と思う。見事だった!
インタビューで発した一言
「しーちゃん(荒川選手)と同じメダルが欲しいです カワイイすぎる。
4位恩田選手
惜しかったけど、素晴らしい復活だったと思う。ジャンプ好きの私から見れば、あなたのジャンプ最高なんだよ。迫力あって高さあって安定感あって。フリーなんかコンビネーションばんばん飛ぶし吃驚しちゃったよ。ジャンプ失敗した時、思わず「あっ!!」と言ってしまった。あれが飛べていたら表彰台だったよね!
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦、NHK杯国際競技大会の第3日は6日、名古屋市のレインボーアイスアリーナで3種目を行った。女子シングルはショートプログラム(SP)首位の荒川静香(プリンスホテル)がフリーでは2位にとどまったが、総合で首位を守りGPシリーズ初優勝した。日本勢の制覇は3年連続。SP3位の安藤美姫(中京大中京高)はフリーでトップとなり、順位を一つ上げ2位に入った。恩田美栄(東海学園大)もフリーで自己最高得点をマークし、順位を4位に押し上げた。
男子シングルのSPは20歳の新鋭、ジョニー・ウエア(米国)が74.05点でトップに立ち、3位までを米国勢が占めた。本田武史(IMG)は5位につけ、中庭健介(福岡大)も6位と健闘。アイスダンスはアルベナ・デンコワ、マキシム・スタビスキー組(ブルガリア)が大会2連覇。日本勢は渡辺心、木戸章之組(新横浜プリンスク)の8位が最高。
▽恩田美栄 SPで失敗して落ち込んだが、自分を信じ、支えてくれた先生(コーチ)やファンへのお礼の気持ちで滑った。やるべきことはまだたくさんある。米国に戻って今後の試合について考えたい。
◇重圧の追われる立場
銀盤の女王の面目は保った。前日のショートプログラム(SP)の貯金を生かし、今季初戦を優勝で飾った荒川。だが、前日とは別人のように動きは硬かった。
「(演技前練習の)6分間で体の動きが良くないと感じてしまった」と、不安な気持ちを抱えての演技だった。チャイコフスキー作曲の「ロミオとジュリエット」の旋律に乗って滑り出したが、最初の3―3―2回転の連続ジャンプを3―2回転に変更。「全体的に元気がなく、逃げに入った」と振り返ったように、安全策を選択した守りの気持ちが持ち味の伸びやかさを消した。3回転フリップで転び、3回転ルッツは回転不足で着地も失敗。3回転―2回転の連続ジャンプを急きょ入れるなど、得点を稼いで何とか滑り終えたが、フリーの成績は2位に甘んじた。
昨季の世界選手権を制し、社会人1年目の今季は追う立場から追われる立場に変わった。今大会前は「メダルや優勝は考えていない。自分の力を発揮することが大事」と自然体を強調していたが、自身初のGPシリーズ優勝を目前に重圧にのみ込まれた格好だ。
それでも、シーズン開幕戦から最高の結果を出すところに、新女王の底力を感じさせる。「次は勢いを感じさせるスケートをします」。逸材ひしめく日本女子フィギュアスケート界を引っ張るエースは、さらにスケールアップして次戦(GPシリーズ第5戦)のリンクに立つつもりだ。【来住哲司】
○…安藤がフリーでは1位の成績で総合2位に入り、GPシリーズ第1戦・スケートアメリカ(3位)に続いて表彰台に上がった。右肩の故障のため売り物の4回転ジャンプを封印したが、躍動感あふれる演技を見せ、自己ベストとなる119.46の高得点。けがなどで調子が上がらないまま今大会を迎えていただけに、演技後は「自分が思うように滑れた」と涙を流した。プログラム構成点の5項目とも7点台をマークし、ジャンプだけではなく、表現力なども評価された結果に「自信がついた」。佐藤信夫コーチも「昨年はジャンプだけだったが、今年は滑りも少しは見せられるようになった」と愛弟子の成長を指摘した。
○…右足首のけがで昨季を棒に振った本田が、2年ぶりに国内の大会に出場。最初の4回転ジャンプで転倒し、トリプルアクセル(3回転半)も失敗するなど5位にとどまった。今年6月に練習を再開したものの「まだ痛みは残る」というが、「アクセルの失敗が悔しいが、全体的には動けた。医者から復帰は無理と言われていたので、今は滑れるだけでうれしい」と満足そう。「来年の四大陸選手権と世界選手権で表彰台に上るのが目標。今日はその一歩」と収穫を口にした。
素晴らしかった、これに尽きる
まず1位荒川選手おめでと!ヒューヒュー!
『女王ココにあり』と言わせる雰囲気だった。女王としてのプレッシャーもあると思う、その中で安心して見ていられた。
1回ジャンプ失敗したのは残念だったけど、他の表現力も抜きん出ている。世界選手権でもやった背中を後ろに沿って走る姿・・・(あれ名前あるのかな?)が見れて嬉しかったゾン!でもあのコーチと良い関係を築けているのね。どうか一刻も早くトリノ五輪が訪れますように★☆彡もっともっと期待しちゃうからネ!
2位安藤選手
チョー気持ちいい!感動したよ。マジでマジで今後が楽しみな女の子。あたしに比べてはるか年下なんで可愛くてたまらんわい(笑)美しい姫だよ、うん。フリーでは4回転見たい気持ちはあったけど、全体的に素晴らしいので大満足だった。
お客様のスタンディング〜もそうだけど、美姫ちゃんが得点見て涙目になったのも良かったな。佐藤さんが言ったように「昨日のショートから一日で成長した」と思う。見事だった!
インタビューで発した一言
「しーちゃん(荒川選手)と同じメダルが欲しいです カワイイすぎる。
4位恩田選手
惜しかったけど、素晴らしい復活だったと思う。ジャンプ好きの私から見れば、あなたのジャンプ最高なんだよ。迫力あって高さあって安定感あって。フリーなんかコンビネーションばんばん飛ぶし吃驚しちゃったよ。ジャンプ失敗した時、思わず「あっ!!」と言ってしまった。あれが飛べていたら表彰台だったよね!
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